2016年2月29日月曜日

印刷工業会「分科会 最終活動報告」について

皆さん、こんにちは!
いつも、この通称WAブログ≫をご覧いただき、
ありがとうございます!!

早速ですが・・・
去る月17日(水)に、『女性活躍推進部会 分科会 報告会』が
図書印刷株式会社の本社の会場にて行われました。
(図書印刷の皆さま、素敵な会場のご提供、ありがとうございました!)


・・・ということは???

そうなんです。
私たち、通称WAメンバー≫が初めて顔を合わせて
活動を共にしていくことが決まった月以降、
ヶ月間に渡る「女性の意識改革」分科会
ネガティブポジティブにしていく活動内容を
印刷工業会会員企業の各社トップの皆さまに報告する、
『最終報告会』に出席してきたんです!!

昨年12月に中間報告会に出席し、トップの皆さまの女性活躍に対する
想いを直接聴くことができた貴重な機会であり、それからヶ月、
更に私たちのパワーアップした活動内容を、
WAメンバーらしさ満載に報告して来ましたので、
その模様をお伝えしていきますね♪♪

* * * * *

今回は、
 「ワーク・ライフ・バランス」分科会
 「女性の意識改革」分科会
 「マネジメント」分科会
の順に報告をいたしました!


分科会報告に入る前の休憩時間中に、
私たちWAメンバーは会場前方の隅で円陣を組むかのようにWAになり、

リーダーからの最後の確認を共有し、
メンバー全員で意識を統一して臨みました!




<報告概要>
 ①活動の出発点
 ②ゴールイメージ
 ③現在地の確認
 ④ポジティブの創出に向けた施策展開内容(アンケートブログの開設)
 ⑤リアル『WAになってかたろう』★
 ⑥これからの「女性の意識改革」に向けて

以上、リーダーの熱いプレゼンテーションで今までの活動の大枠をお伝えし、
WAメンバーは活動内容を思い返しながら、しみじみ聴いていました。




そして、普段文字のみでお伝えしてきたこのWAブログを、
私たちWAメンバー一人一人が、自身が担当したブログ記事について
『アンケートから拾ったこのネガティブ要因から、
 こんな記事を書いて、こんなことを感じました、
 こんな風にポジティブにも受け取ることができました。』
ということを、リレー形式で口頭で発表していきました!

それが、⑤リアル『WAになってかたろう』


今までの報告会では、リーダーが代表として報告していましたが、
メンバー全員が発言をする、という新しい報告スタイルで、
トップの皆さまにも、私たちの本気度、WAとして一体となって
活動してきたことがきちんと伝わったのではないかなと確信しております!


トップの方のコメントでも、

■今まで表に出なかった「声」を出してくれた
■「意識改革」を「ネガティブポジティブ」に捉えて活動をしていることは
ユニークで良いアイディアである。

と評価いただきました!!

改めて、私たちの活動内容に真剣に耳を傾けていただき、
ご意見や率直なご感想をいただけたこと、大変ありがたく思います。
そして、トップの皆さまや工業会の皆さまの心強いご支援があって、
私たちはこの報告会の場を迎えることができ、
また、今後の活動への強力な後押しとなります!!
トップの皆さま、関係者の皆さま、本当にありがとうございました!!




報告会後には、トップの皆さまや3分科会のメンバーとの懇親会があり、
普段中々交流する機会がない方々と、今までの分科会活動について
語り合ったり、女性活躍について意見を交わしたりと、
貴重な時間を過ごすことができました。


ちなみに、本日(2016.2.29時点)までのブログ閲覧数・・・
7,512!!!

約3ヶ月でこんなに多くの方に読んでいただけて、
興味を持っていただけて、とても嬉しく思います!
ありがとうございます!!



これからも重要なのはコミュニケーション
内に秘めずに、に出していくこと。
女性と男性が一緒になって、これからもかたっていくことが大事なのです。

皆さんも是非!



WAになってかたりましょう!

Y.Y



・・・追伸。

報告会後には、リーダー、サブリーダーへの感謝の気持ちをサプライズで伝えました♪
(すみません、美しい素顔は皆さまのご想像にお任せします♪)


2016年2月22日月曜日

座談会/分科会メンバーだけでのよもやま話・後半



分科会メンバーだけでの座談会、後半では、
心が折れたエピソード&救われたエピソードの続きからお送りします。
前半記事に引き続き、E.Hがお届けします。



心が折れたエピソード&救われたエピソード



【鋼のハート・F子の場合】

A子:F子さんは、心が折れたエピソードってありますか?

F子:それが無いんですよね。今回改めて考えてみたのですけど。

A子:えー!?感じてないんですかね?
    たとえば挫折とか、うまくいかなくて悔しい~!ってエピソードとか・・・。

F子:新人のときに、グループ会社の部長さんから、
   うちに全く関係ないクレームを受けて涙ポロリ、みたいなことはありましたけど。
   そのぐらいですかね・・・「これ、私の仕事ですか?」って返しましたけど。

※注「これ私の仕事ですか?」はキーフレーズです!
  ゲスト参加の座談会記事にご期待ください!

E子:喧嘩します?会社で。

F子:しますします。電話とかで。
   「え、それ違うでしょ」ってことがあると、我慢せずにガッと。
   最終的に相手も納得してくれて。

A子:結構言い負かすタイプ(笑)

E子:1年目から?

F子:そう。1年目の頃はもちろん謙虚にはしてましたけど。
   自分の仕事を与えられた限りは、責任を持ってやりたいという気持ちが強い
   タイプなので。
   きちんと納得のいく限り相手の話を聞いて、ちゃんときちんとしたものを渡したい。

   これまであまり大きな失敗をしたことが無いかもしれません。

一同:すごくない!?

F子:そこだけ自分の能力だと思うんですけど。
    このままいったら何か大事になるな、ってときだけ、匂うというか。鼻が利く(笑)
    相手の仕事でも、あやしいときにはこそっと確認して、
    ミスを見つけられるっていう。
    なので、これから味わうかもしれない・・・心が折れる瞬間。


【番外編:Nさんの場合&みんな飲み会で何話す!?】


A子:ちなみにNさんが心が折れたエピソードはありますか?

※Nさんという方は印刷工業会の男性で、
この分科会の保護者的役割を担ってくださっている柔和な紳士です。

N:  しょっちゅう折れそうになってますけどねえ。
    最近は特にですね。50歳になってから。今、55歳なんですけど、
    体力的なものもありますし、残り時間が中途半端じゃないですか。
    気持ちをどう持続させていくかと。目標をどう持つか、難しいですよね。

B子:弊社も55歳で賃金カットが始まるので、
    モチベーションの維持、大変だと思います。

A子:弊社もなんですけど、
   上の方がそういった理由からモチベーションが下がるじゃないですか。
   それを下の人間が上げなきゃいけないのがすごく疑問で。
   後継を育てることに意識を注力して、
   そこでモチベーションも高めて欲しいところなんですけど。

   やる気をなくした上司の気持ちを上げるのって大変で、
   私の場合それで結構心が折れるかも。

   飲みに誘っても断られるし(笑)まあめげずに誘いますけど(笑)

B子:飲みに行って何の話をするんですか?

I子:仕事をしていく上でのモットーとかを聞くと、皆さん熱く語ってくださいますね。
   役員の方とか上の方と、普段はお話できないので、新鮮で楽しいです。
   飲みの席でしか話せない仕事の話ってありますよね。

B子:私は飲みの席で一切仕事の話をしたことがないです。くだらないことばっかり。
    モットーなんか聞いちゃったら皆あわあわしちゃうと思います(笑)
    私が結婚してからは、家庭の話ができるというので喜ばれますね。
    旦那さんの話とか、ご飯の話とか聞かれます。心配してくださってるのかも(笑)


【お弁当、美味しかった~!】



【同期との温度差&「女だから」? A子の場合】


A子:私は逆に、入社1年目は同期とソリが合わなくて心が折れそうになったかも。
    仕事の話をしない同期たちだったから。

    入りたてのときなんて、夢とかあるじゃないですか。
    こうしたい、とかいうのが同期にはなくて。
    ちょっとしたことに文句ばっかり言っている感じが・・・
    居場所がなく感じられましたね。

    でも入社から10年経った今、
    逆に仕事と離れたくだらないことが言い合える関係がありがたいなと感じます。
    先ほどもありましたけど、
    年次が経つにつれて、見方って変わるなと思いますよね。

    あとはやっぱり言葉で心って折れますよね。

    遅くまで残業しているときに、
    「女なんだから、そんなに仕事ばかりしていないで帰れ」とか。 
    でも与えられている仕事もあるし。
    「え、女だから仕事させてもらえないのかな?」って。

E子:でもその人って、どういう真意で言ってるかわからないですよね。
    言葉がそうだっただけで。

A子:私はそのときは、お客様に救われたように感じます。
    どんなに自分が辛くても、もっと大変な環境で働いているお客様もいる。
    そっちも見ているから、それで支えられたかもしれません。

C子:外勤営業って、モチベーションあがるきっかけは多いですよね。
    自分の対応はもちろん、会社に対して褒めてくださるのでも、
    その言葉を直接受け取れる立場じゃないですか。
    だから、お客様に救われることは私も多いです。


ブログとアンケートを通じて、感じたこと・気づいたこと


ご覧いただいているWAになってブログは、
各記事、分科会メンバーがそれぞれうんうん唸りながら執筆しています。

また、皆さんにご協力いただいたアンケートの声を受けて、
それぞれが感じたことを率直に話し合いました。

~~~~~~


B子:弊社の場合は、残念ながら、
    社員が女性活躍というものに実際全然興味がないのに気づきましたね。
    男女問わず。
    だからこういう活動は、ずっと続けていかなければならないなって。
    時間がかかるなと。

F子:女性は充分活躍しているのに何で?みたいなのありましたよね。
    バリバリやっていらっしゃる方からは。

E子:自分だって当初は女性活躍と言われてもピンとこなかった。
    いざ自分自身が参加してみると考えるようになりました

D子:「女性だからという理由で障壁になっていることはありますか?」
    というアンケートの質問には、
    うちの会社の場合、「女性に起因することではない」という声が大きかったかな。

    それを受けてみて、
    女性だからということでの不満がないという以上、女性活躍って何なのかなと。
    すごーく地道にコツコツ伝票処理をこなすのだって、
    男性と同等に仕事をバリバリこなすのではなく家庭を優先するのだって、
    女性の活躍のひとつですよね。

    でも今なされている所謂「女性活躍推進運動」って、
    そういう方にスポットをあてるものではないじゃないですか。
    女性管理職の割合とかに目を向けがちですよね。
    みんな実像がわからないまま、
    「女性活躍」というフレーズに踊らされている印象はあります。

    そういう意味では、今参加されていない方々が、
    より多くこの活動に参加することが大事かなと思います。

    私自身、1年ちょっとこの活動に参加して、明らかに「女性活躍」について
    考える機会が増えました。
    いくら聞いてきたことを会社に伝えるといっても限度がありますしね。
    たくさんの人にこの活動に参加してもらいたいな。

A子:管理職の割合を増やすというのも、
    女性の管理職がいないと、
    女性の意見が反映されにくいというのもあるでしょうしね。

B子:単純に今はその段階にいるだけだと思います。
    女性管理職をまずは増やさないとどうしようもないという。
    個々人が色々な像を持っているよっていうのは、その後の話ですよね。

I子:この分科会の活動をしてみて、会社で何か変わったことはありますか?

H子:先日インタビューをお願いした人事の男性は、
   女性活躍について、発言をするようになりましたね。
   女性のキャリアアップに対して、
   こう考えているっていうのが以前もあったんでしょうけど、
   わざわざ発言することは無かったんだと思います。 
   それがインタビューの場であったり、
   私たちのような窓口ができたことによって意識が変わってきたんじゃないかな。

D子:普段話していない人が話しかけてきてくれたりするようにもなりました。
    話していい相手だと思ってくれたのかな。

B子:さっきもD子さんもおっしゃってたけど、
    いろんな立場の部署の人が参加するべきだと思うんです。製造の方とかも。

D子:固定ではない方が絶対いいですよね。
   「ああD子さんが女性活躍やっているんでしょ」みたいなのだと、
   おまかせ~感になってしまう。「俺はわかんないけどさ」みたいな。

A子:今後は男性にも参加して欲しいですよね。

I子:女性活躍がブームで終わってしまうのは残念ですよね。
   政府の方針も『一億総活躍』にシフトしつつありますが、
   やはり女性ががんばっている姿を伝えていきたいです。

A子:逆にこの人意外と興味あるんだな、ってことも多かったかな。
    アンケートやブログを読んでくださって、それがちゃんと刺さっている。   
    声をかけたりするとリアクションをしてくれて。
    やっぱり「女性活躍推進」って発信し続けないといけない、
    発信し続けることが大切ですよね。
   

~~~~~~


今回執筆している私自身も、これまで無我夢中で業務に取り組んできたためか、
女性活躍や働く意識について、深く思いを巡らせる機会はありませんでした。
けれど今一度、自分の足元、そして何より未来に目を向ける上で、
この活動が思考の一助になってくれているように感じます。

これからも印刷工業会の女性活躍推進の活動は続いていきます。
このブログをご覧になっている皆さんも、
是非、イベントや講演会など、お気軽にご参加くださいね。


次回はメンバー以外のゲスト(男性も!)をお招きした座談会記事となります。
男性読者の方にとっては深~く頷いてしまう、
あんな話やこんな話もあるかもしれません。
どうぞお楽しみに!



=E.H=




座談会/分科会メンバーだけでのよもやま話・前半

週に1度のこんにちは。「女性の意識改革」分科会です。
今回はE.Hが執筆させていただきます。

これまでほぼ月に一度集まって打ち合わせを重ねてきた私たちでしたが、
改めて語り合える座談会の場を設けよう、という話になりました。

分科会メンバーだけでの会と、各社のゲストも交えての会の二部構成といたしました。

本記事では、分科会メンバー9名だけでの座談会の模様を、
今回限りの仮イニシャルトークにて、お伝えします。


実際に私たちが経験した
ネガティブポジティブ」への転換のきっかけをお届けすることで、
ささやかながら、読者の皆さんへの気持ちの後押しができればと願っています。



心が折れたエピソード&救われたエピソード


お仕事をしていくにあたり、心が折れそうになることってありますよね・・・
人と人が関わることですし、何かの失敗で自分自身に嫌気が差してしまったり。
皆で語って共感しよう!励ましあおう!
ついでにちょっといい話を聞かせて!というトークテーマです。


~~~~~~

【夜深くの上司からの差し入れ、心温まるG子の場合】


G子:私は入社したときに同期がいなくて周りが先輩ばかりだったんです。

    入社当初は大量の伝票処理が仕事でした。
    前任者との引継ぎが1ヶ月しかなくて、
    3月の繁忙期だったせいもあるかと思うのですけど、
    教えてくださる直属先輩の教え方が、
    私にはきつく感じられてしまったんですよね。
    
    そんな中、処理の最終チェックをしてくださる更に上の上司がいらしたんですけど、
    その方が完璧な方だったんです。
    夜の10時11時くらいまで一緒に残っていらして、差し入れとかをくださったり。
    そういうとき、もう少し続けてみよう、って頑張れました。

B子:同期がいないのって大変ですよね。

G子:そうですね。同じ目線や立場で話せる人がいないっていうのは辛かったですね。
    その上司には、仕事は勿論ですが、心を助けられたことに感謝しています。



【G子さんの言葉に皆深く頷く】



【先輩からのプレッシャー、E子&B子&I子の場合】


E子:私は心が折れた瞬間は仕事ではない・・・感情系かな。
    やっぱり入社当初は、上の方の言葉や態度を意地悪く感じてしまったことも・・・。

B子:私もあります。
    入社して間もないころ、「忙しいから1週間話しかけないで」と言われて。
    何をやったらいいか分からなくて。

    その他にも、些細なミスを直接注意してもらえず、
    上司に告げ口するような形で伝えられたり・・・。

A子:新入社員だとことさら辛そう・・・やめたいとか思わなかったの!?

B子:思わなかったですね。
    私も仕事を沢山もらって、自分の居場所を作るんだと決意しました。

E子:めげそうになっても絶対その人たちの前では泣かないって決めてました。
    あとは私は、
    同期の顔を見に行って、頑張る同期の姿に勝手に励まされていました。

B子:私はその上司に直接言っちゃいましたね。
    アンケートを書く機会があるんですけど、上司に対してのコメントを書きました。
    「私の態度がまずかったようで」と言ってくださいました。
    まあ私も書いた癖にまごまごしちゃったんですけど(笑)

C子:超気が強い・・・いいですねえ。

E子:そういう人間関係に悩む経験もあって、
    相手からの攻撃的な態度に、同じく攻撃的に対抗するとか、
    「やられたらやりかえす」は絶対しないって心に決めましたね。

    そして今後、自分のあとに後輩が入ってきた際には、
    私の後輩への接し方を見て、その相手の心に刺さるものがあれば、
    と耐えていました。

    あと、私が辞めなかったのは、直属の上司が大好きだったから。
    その方自体、すごく忙しい方だったので、負担を増やしたくなかった。
    一番に言いたいけど言えないから、他の人にも言わなかったんです。

A子:新入社員の頃は特に、人間関係での悩み、ありますよね~。
    まあそれは業界問わずだと思うけれど。

B子:そういえば私、昔意地悪だった人のこと、今では好きなんです。

一同:えー!?

B子:結局、自分が同じくらいの年齢になって、私が追いつかない部分もわかって、
    「あ、すごい人だったんだな」と。
    それと、社内に相談に乗って下さる方もできて、
    気持ちが落ち着いてきたというのも大きいと思います。

I子:私は前職も印刷会社だったんですが、厳しい女性リーダーがいらっしゃって、
   すごく細かく注意をなさる方だったんですよね。
   でも先ほどB子さんもおっしゃっていたように、
   その人の歳になって、会社の組織を考えると、
   当時のその方の言葉がわかってくる。

B子:言い方はちょっときついけど、正しいことは言ってたんだなって。

 【お弁当を突きながらの座談会。等身大の会話ができました】



【不思議な関係?D子の場合】


D子:ちょっと理解できない人間関係みたいなもの、私もあったかな。
    すごく仲のよかった男性上司がいたんですけど。
    何かのきっかけで、ちょっと変わってきて。
    私が別の人と話していると、
    遠くから走ってきて「彼女は今仕事中なんだから邪魔するんじゃない!」とか、
    誰かと話していると、「君の声だけがうるさい」と注意されたりしました。

A子:やたらとマークされていますね・・・?

D子:で、私が異動して、また戻ったんですけど
    電話で「前は迷惑をかけたけど、俺も変わったから、安心してね」と言われました。
    けれどその後もよく事情がわからないまま、結局退職されました。。。

E子:その負のオーラをもらっちゃだめですよね。

D子:こっちが変わらないことですかね。


【わたしを支えてくれたあの上司。C子の場合】


C子:私は元々デザイナーで入社したんですけど、
    数年経って半ば強制的に営業に異動になったんですよね。
    今となっては営業職が楽しいんですけど、
    当時はデザイナー職に未練もあったんです。
    
    でも営業部の部長が丁寧に向き合ってくれて、
    こんな下っ端を飲みにも連れていってくれたり。
    割り切って自分を奮い立たせて数ヶ月がんばっていたんです。

    で、当時、チームを組んでいたのが、緻密でクレバーな感じの男性の先輩で、
    私がおおざっぱでトークで何とかする対照的な二人組だったんですけど、
    何かの折に、ちょっとした言い合いの末「営業に向いてない」と言われて、
    無理やり上げていた気持ちが折れちゃった

    そのときは感情的になってしまったんですけど、
    営業としてお客さんと仲良くなるのは私の方が上だ!と思い直して、
    彼の伸ばせなかった得意先をがっつり伸ばしてやろうと決めました。

    あと、私の良いところも悪いところも理解してくれている上司がいて、
    言葉をかけてくれたのが大きかったかな。
    見ていてくれる人がいるっていうのが有難かった。

A子:上の人がみていてくれるっていうのは大きいですよね。
    感情的になりやすいと言われている女性の場合は特にそうかもしれません。

C子:そうですね、上司の方が女性の接し方に慣れていると大きいかも。
    欲しい言葉をもらえると救われる。

E子:アンケートにも「見てくれないことが嫌だ」ってありましたもんね。


~~~~~~


いかがでしたでしょうか?

後半記事では、心が折れたエピソード&救われたエピソードの続き、
そして、この活動を通じて私たち自身が感じたことをお伝えします!


=E.H=

2016年2月16日火曜日

インタビュー/人事部から見た女性活躍

みなさん、おはこんばんちは!


女性の活躍推進部会「女性の意識改革」チームのS子です。
春の陽気が待ち遠しいですね。みなさん、お変わりないでしょうか。
この「WAになってかたろう」ブログですが、
着々と記事内容・コンテンツともに充実させてきております。
画面右下には、アンケートの基本情報をまとめたページが出来ました。
みなさん、ブログを閲覧していただく際は、そちらも参考にしていただければ幸いです。

それでは、今記事の本題に移りたいと思います。

私たち、「女性の意識改革」チームは印刷業に従事する女性への
アンケートを経て、印刷業の中で女性がさらに活躍する未来を描くためには
一体どんなことが必要なのか考えて参りました。


ある時は女性推進を考えていらっしゃる経営者のお話を伺ってみたり、

ある時は実際に働く女性として印刷業界の中を生きてきた女性にお話を聞いてみたり。
アンケートの結果から、自分たちが働く職場とは一体何なんだろうと考えを巡らせたり。


そういった活動の中で、私たちの中に1つ湧き上がった思いがあります。

それは「女性活躍の妨げは、男性との性差に限らないのではないか」という思いです。


なぜならば、多くのアンケート回答の中で、男性との性差よりも職場環境そのものに、
女性活躍とのギャップを感じている…といった印象を受けたからです。

例えば、ブログ「アンケート・レビュー/職場風土」にもあったように、
アンケートの自由回答欄への記入には

 ・男女関係なく働きやすい職場が大切
 ・みんなが生きがいを持って働けるようになりたい

といった回答を答えてくださった方が多かったからです。


そんなわけで、今回はアンケートとは別の視点から、職場環境と女性について
考えをめぐらすブログにしたいと思っています。
私が入社した時から面倒を見ていただいているO総務部長にお時間をいただき、
インタビューを敢行してまいりました。






S子が直撃インタビュー!~人事部から見た女性活躍~




「変わったのは“女性が働く環境”」


-お忙しい所、お時間取っていただきありがとうございます。
確かOさん、勤続30年以上ですよね?
 
(O部長)そうそう、この前、勤続30年の表彰受けちゃったよ。
最初は工場勤務でしょ、それから営業内勤、営業外勤やって、経理に長く居て、
3年前から総務の部長として働いてるよ。だから、一通りの職場は経験してきたよ。

-その30年の中で女性の変化ってありましたか?

(O部長)すごく変わったと思うよ。まず、働く部署が違うでしょ。
昔は、女性は専門的な部署というか総務か現場だけにいたけど、
今はそういった専門的な部署以外にも沢山いるよ。総合職としての採用が
多くなったからね。例えば外勤営業、内勤営業、企画とかね。

-女性が変わったというよりも、ニーズに合わせて変わってきたという感じ?

(O部長)そうだね。時代に合わせてね。



「俺には真似できない!?“女性の優れている点”」


-女性が男性よりも優れていると思う点はありますか?

(O部長)やっぱり細かい気配りが出来るところはそうだと思う。
工場の品質管理は今も昔もやっぱり女性が多いよね。
個人的な意見だけど、男性は同じことを集中して8時間もやってられないよ。
すぐ飽きちゃうからね()

-女性の優れている所は現場に限られてしまうのでしょうか?

(O部長)そんなことはないよ。
女性ならではの外勤営業の仕方ってあると思うよ。S子さんだってそうでしょ?
何ていうか、男性は距離を取りがちっていうかね。
S子さんなんかうまく相手に取り入れそうじゃん。

-そういえば、昨日、得意先に請求書届けに行ったんですけど、
実は先方にお届けするの暫く忘れてまして…

(O部長)ええっ!?どうしたの?

-すみませんって謝って請求書持って行ったら、
お客さんに「営業なんだから、お金回収しなきゃダメじゃない」って爆笑されました。

(O部長)なんだそれ(爆笑)
でも、S子さんがそのキャラでお客さんと仲良くなってたからそれで済んだんじゃない?
男性営業マンが同じようにやっても同じにはならないんじゃないかな。

-そうかもしれません(笑)



「奥さんが正社員になるのは全然アリ」


-奥さんはパートで働いているんですよね。

(O部長)そうそう

-今後、正社員で働くって言ったらOKしますか?

(O部長)全然いいと思うよ。

-お子さん大学生なんですよね。

(O部長)そう、実家出ちゃってるから、今は二人暮らし。
そういった面では家事も育児も昔みたく手がかからないし、
本人が希望すればいいと思うよ。ただ、若くして結婚したから、
本人が正社員だった期間が短くて、「正社員である」ことに強く拘らないみたい。

-もし奥さんが働きに出たら、家事手伝いますか?

(O部長)やるよー()



「これからの展望」


-これから弊社の女性活躍、どう進めていきたいですか。

(O部長)女性活躍というか、まず、毎年、新卒採用をやりたいね。
うち、総合職での新卒採用は10年ぐらいなかったでしょ。
だからね、ちょっとブランクがあるというか…。
S子さんなんか、その新卒採用開始の一期生だからね。

-そうですよね。

(O部長)実際、女性の応募は多くなってて、今、男性と女性は73くらいなんだけど、
ゆくゆくは55、もしかしたら、女性の方が男性を上回る時代が来るかも。
来年の新人も女性だしね。だから、キャリアアップをどうしていくか考えたいよね。
そのうち、女性リーダーが出てきたり、女性だけのチームが発足してもいいと思っているよ。
そのためには、どうやったら、女性にリーダーシップを持ってもらえるかとか。
女性社員が増えれば、必然的に女性活躍推進のことを考えなくちゃいけないし、
新人教育を強化して、全体的な底上げをしたいね。
S子さんとかさー、そういう風になってほしいなっていうか、期待して…

-えええー!!!()


**********************

みなさん、いかがでしたでしょうか。
弊社は、何と言うか、今、過渡期にあると思います。

苦しい中を、何とかして乗り越えよう。
そのために、何をしたらいいだろう。
みんなで考えて、みんなで行動します。

私は女性活躍推進委員会での活動を通して、
自身の考え方が少し変わってきたなと感じるようになりました。

女性の活躍を推進させるためには、まず、どうしたら、
会社のためになるのか考えなければいけないなと思うようになったのです。

会社全体、そして印刷業界全体の生産力の底上げにつながるものでなければ、
それ主張は認められないのではないかと思います。

その視点は、例え女性活躍推進であったとしても、
外すことは出来ないのではないでしょうか。

女性だからどうだ、とか、男性だからどうだ、ではなくて。
男性あっての女性だし、女性あっての男性でありたいと思うと言うか。

いろんな人が相互に関係しあいながら、より生きやすい環境づくりのために、
ひいては印刷業を魅力ある業界にするために、
その一つの活動として、女性活躍をもっともっと盛り上げて行ければなと思います。

S子





2016年2月10日水曜日

アンケート・レビュー/「【入社当時】【現在】の意識変化~その「WHY?」に迫る!~」



みなさんこんにちは。「女性の意識改革」分科会です。

いきなり寒くなり、新しいストールが欲しいT.Tがお送りします。
(まだ増やすか!)

今回はちょっとご自分の意識のなかをタイムリープして、
【入社当時の意識】【現在の意識】を行き来しながら
読んでいただきたい・・・
そんなテーマをご用意しました。

ズバリ、
「【入社当時】【現在】の意識変化~その「WHY?」に迫る!~」 です!


今回は
1. 働く上での自分の理想像
2. キャリア形成
3. 仕事に対する姿勢

の3つのカテゴリごとに、入社当時の意識】【現在の意識】
比較した集計グラフをご覧いただきます。

集計結果から、1つ気づいたことがあります。

それは、現在の意識】は、現時点での勤続年数によって違った
ものになっていっているのではないか?という点です。
入社当時の意識は「過去」で変化はしないものですが、現在の
意識は日々を重ねることによって変動していきますよね。

そこで、集計グラフと共に、さまざまな勤続年数の方々の
“なぜ「意識変化」したのか?”
についてのコメントもピックアップしてみました!!

(各コメント冒頭は ◆入社当時⇒現在 を表しています)





【グラフとコメントから見る「意識変化」】

<働く上での自分の理想像>

◆働く上での自分の理想像◆設問1
A 働く上での、自分なりのこだわり、モットーがある
B こだわりやモットーは特にない





◆Bである⇒Aよりだ
入社1年目から現在までずっと同部署に所属していますので、
仕事や会社に慣れるのに精一杯で自分の働き方について
特に意識もしていなかった入社当時にくらべ、仕事に対する
視野は広がったように感じています。
(事務・管理部門/6~10年)

◆Aである⇒Bよりだ
入社当時は自分なりの希望に近いものを持っていましたが、
今となってはその希望を叶える前にまず型にはまるのが優先だと気づきました。
何かをする前にはまず既存の方法を試し、そこから応用しつつ
積極的にこだわって仕事に取り組みたいと思っているのと、
今はまだ与えられた仕事をこなしている為、受身よりかなと感じました。
(事務・管理部門/5年以下)



<キャリア形成>

◆キャリア形成◆設問1
A 部署異動して経験を積みたい
B 部署異動は避けたい





◆Bである⇒Aよりだ
入社当時は、ずっと同じ部署で専門スキルを身につけたいと思っていましたが、

今はたくさんの部署の仕事を経験して、会社全体の仕事の流れを把握したほうが
役に立つと思っています
(事務・管理部門/6~10年)

◆Aよりだ⇒Bよりだ
入社当時は色々な部署で色々な経験を積みたいと思っていました。

しかし現在は、実際に働いてみたことで、自部門の業務が1年間では
到底把握できないことを痛感し、更に自分の至らない能力に直面したため、
まだまだ同じ部署で経験を積んでいかなくては、と思うようになり、
部署異動は避けたいという意識に変化していきました。
(事務・管理部門/5年以下)



キャリア形成◆設問2
A ライフイベント(結婚・出産・介護)に関わらず、
自社で勤めたい
B ライフイベント(結婚・出産・介護)を機に、
退職したい(したかった)




◆Bである⇒Aである
入社当時は理想も何も無くおそらくやめるだろうぐらいの感覚
でしたが、
いざ自分が結婚し出産して育児休暇から職場復帰してみると、周りの方々の
ご協力やあたたかいご理解のもと意外にも仕事を続けることができ、
そして何より、周りの子育て中の先輩方の姿を見て、私もこうなりたい!という
意思が強くなりました。
(事務・管理部門/11~15年)

◆Aよりだ⇒Bである
夫婦共働きが当たり前の時代の為、入社当時はぼんやりと
「わたし自身も結婚(出産、介護)をしても働きたいな。」と思っていました。

今は色々なところが見えるようになったという点と、営業の勤務時間や
業務内容について、体力的にも精神的にも余裕がないという点で、
「結婚(出産、介護)をしてからもこの環境で働くことは難しい。」
と強く感じるようになりました。
(営業・企画部門/6~10年)




<仕事に対する姿勢>

◆仕事に対する姿勢◆設問1
A 提案や疑問があれば積極的に発言したい
B 提案や疑問があっても積極的な発言は控えたい
(目立ちたくない)






◆Bである⇒Aよりだ
元々提案や疑問などを積極的に発言することは苦手であり、現在でも根本的には
あまり変わりませんが、入社して、1番身近で働く先輩の“最終チェック部門としての
責任感の強さ”や、“常に疑問を持ち、おかしいと感じたことは積極的に発言していく

姿勢”に強く感化されました。その結果、仕事の場面では、積極的に発言していくことも
大切だと感じるようになりました。
(事務・管理部門/5年以下)

◆Aよりだ⇒Bよりだ
提案が通るまでとても時間がかかることがあるように思います。
話が動く時と動かない時の差を感じます。
(事務・管理部門/6~10年)



◆仕事に対する姿勢◆設問2
A 自分から能動的に仕事に取り組んでいたい
B 上司や先輩から受けた指示を的確にこなしたい















◆Bである⇒Aよりだ
出産を経て、限られた時間の中で業務を終了させるために、自然と業務効率を意識
するようになりましたが、そのためには指示された業務だけだと仕事の全体像が
不明確で業務効率をあげることが難しかったため、能動的に指示以外の業務情報
にも目を向けるようになりました。
(事務・管理部門/11~15年)



◆仕事に対する姿勢◆設問3
A 上司の指示や助言と自分の意見が異なる場合は、
自分の意見を伝える
B 上司の指示や助言と自分の意見が異なる場合は、
上司の意見を尊重する






◆Aである⇒Bである
入社当時は自分のやりたいことや思うように仕事を進めたいと思っておりましたが、
様々な仕事に関わっていくうちに、自分より何十年と経験を積まれている上司の
意見に耳を傾けることは仕事を進める上で最も重要なことであると思いました。
(営業・企画部門/5年以下)





【意識変化から読み取れること】

ポジティブネガティブの違いこそあれ、意識が変化することには
なんらかの理由がありますよね。
意識変化の「マグニチュード」が大きければ大きい程、
判断基準や感じ方はガラッと変わるのだと思います。

ピックアップしたコメントに限って言えば、

「入社してから一旦自分のこだわりを横に置いて「まっさら」
なって仕事をどんどん吸収していき、理解や経験を経てまた
自分らしく仕事と向き合っていく・・・」

そんな像が浮かんで来たと共に
「その時々になって初めて実感できること」の多さに
気づかされました。




*番外編*
「入社当時の理想像は、しいていうならば
「時間とお金を上手に使える大人(?)」というような曖昧なものだった。
けれど実際に仕事を始めてみて理想像が明確になってきた。
学生時代によく耳にしていた「仕事は3年経ってから面白くなってくる」
という言葉の意味を少し理解できたのかな」
事務・管理部門/入社1年目)

という意識変化のコメントは、
「学生から社会人へギアチェンジ」
の過程を表しているようで、私にも改めて新鮮な気持ち思い起こさせてくれました。

誰にでもあった「入社当時の意識」を思い出しつつ、
しなやかに意識変化を重ねながら
自分を「2016年モデル」にバージョンアップさせていきたいですね!


<<<T.T>>>