2016年2月16日火曜日

インタビュー/人事部から見た女性活躍

みなさん、おはこんばんちは!


女性の活躍推進部会「女性の意識改革」チームのS子です。
春の陽気が待ち遠しいですね。みなさん、お変わりないでしょうか。
この「WAになってかたろう」ブログですが、
着々と記事内容・コンテンツともに充実させてきております。
画面右下には、アンケートの基本情報をまとめたページが出来ました。
みなさん、ブログを閲覧していただく際は、そちらも参考にしていただければ幸いです。

それでは、今記事の本題に移りたいと思います。

私たち、「女性の意識改革」チームは印刷業に従事する女性への
アンケートを経て、印刷業の中で女性がさらに活躍する未来を描くためには
一体どんなことが必要なのか考えて参りました。


ある時は女性推進を考えていらっしゃる経営者のお話を伺ってみたり、

ある時は実際に働く女性として印刷業界の中を生きてきた女性にお話を聞いてみたり。
アンケートの結果から、自分たちが働く職場とは一体何なんだろうと考えを巡らせたり。


そういった活動の中で、私たちの中に1つ湧き上がった思いがあります。

それは「女性活躍の妨げは、男性との性差に限らないのではないか」という思いです。


なぜならば、多くのアンケート回答の中で、男性との性差よりも職場環境そのものに、
女性活躍とのギャップを感じている…といった印象を受けたからです。

例えば、ブログ「アンケート・レビュー/職場風土」にもあったように、
アンケートの自由回答欄への記入には

 ・男女関係なく働きやすい職場が大切
 ・みんなが生きがいを持って働けるようになりたい

といった回答を答えてくださった方が多かったからです。


そんなわけで、今回はアンケートとは別の視点から、職場環境と女性について
考えをめぐらすブログにしたいと思っています。
私が入社した時から面倒を見ていただいているO総務部長にお時間をいただき、
インタビューを敢行してまいりました。






S子が直撃インタビュー!~人事部から見た女性活躍~




「変わったのは“女性が働く環境”」


-お忙しい所、お時間取っていただきありがとうございます。
確かOさん、勤続30年以上ですよね?
 
(O部長)そうそう、この前、勤続30年の表彰受けちゃったよ。
最初は工場勤務でしょ、それから営業内勤、営業外勤やって、経理に長く居て、
3年前から総務の部長として働いてるよ。だから、一通りの職場は経験してきたよ。

-その30年の中で女性の変化ってありましたか?

(O部長)すごく変わったと思うよ。まず、働く部署が違うでしょ。
昔は、女性は専門的な部署というか総務か現場だけにいたけど、
今はそういった専門的な部署以外にも沢山いるよ。総合職としての採用が
多くなったからね。例えば外勤営業、内勤営業、企画とかね。

-女性が変わったというよりも、ニーズに合わせて変わってきたという感じ?

(O部長)そうだね。時代に合わせてね。



「俺には真似できない!?“女性の優れている点”」


-女性が男性よりも優れていると思う点はありますか?

(O部長)やっぱり細かい気配りが出来るところはそうだと思う。
工場の品質管理は今も昔もやっぱり女性が多いよね。
個人的な意見だけど、男性は同じことを集中して8時間もやってられないよ。
すぐ飽きちゃうからね()

-女性の優れている所は現場に限られてしまうのでしょうか?

(O部長)そんなことはないよ。
女性ならではの外勤営業の仕方ってあると思うよ。S子さんだってそうでしょ?
何ていうか、男性は距離を取りがちっていうかね。
S子さんなんかうまく相手に取り入れそうじゃん。

-そういえば、昨日、得意先に請求書届けに行ったんですけど、
実は先方にお届けするの暫く忘れてまして…

(O部長)ええっ!?どうしたの?

-すみませんって謝って請求書持って行ったら、
お客さんに「営業なんだから、お金回収しなきゃダメじゃない」って爆笑されました。

(O部長)なんだそれ(爆笑)
でも、S子さんがそのキャラでお客さんと仲良くなってたからそれで済んだんじゃない?
男性営業マンが同じようにやっても同じにはならないんじゃないかな。

-そうかもしれません(笑)



「奥さんが正社員になるのは全然アリ」


-奥さんはパートで働いているんですよね。

(O部長)そうそう

-今後、正社員で働くって言ったらOKしますか?

(O部長)全然いいと思うよ。

-お子さん大学生なんですよね。

(O部長)そう、実家出ちゃってるから、今は二人暮らし。
そういった面では家事も育児も昔みたく手がかからないし、
本人が希望すればいいと思うよ。ただ、若くして結婚したから、
本人が正社員だった期間が短くて、「正社員である」ことに強く拘らないみたい。

-もし奥さんが働きに出たら、家事手伝いますか?

(O部長)やるよー()



「これからの展望」


-これから弊社の女性活躍、どう進めていきたいですか。

(O部長)女性活躍というか、まず、毎年、新卒採用をやりたいね。
うち、総合職での新卒採用は10年ぐらいなかったでしょ。
だからね、ちょっとブランクがあるというか…。
S子さんなんか、その新卒採用開始の一期生だからね。

-そうですよね。

(O部長)実際、女性の応募は多くなってて、今、男性と女性は73くらいなんだけど、
ゆくゆくは55、もしかしたら、女性の方が男性を上回る時代が来るかも。
来年の新人も女性だしね。だから、キャリアアップをどうしていくか考えたいよね。
そのうち、女性リーダーが出てきたり、女性だけのチームが発足してもいいと思っているよ。
そのためには、どうやったら、女性にリーダーシップを持ってもらえるかとか。
女性社員が増えれば、必然的に女性活躍推進のことを考えなくちゃいけないし、
新人教育を強化して、全体的な底上げをしたいね。
S子さんとかさー、そういう風になってほしいなっていうか、期待して…

-えええー!!!()


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みなさん、いかがでしたでしょうか。
弊社は、何と言うか、今、過渡期にあると思います。

苦しい中を、何とかして乗り越えよう。
そのために、何をしたらいいだろう。
みんなで考えて、みんなで行動します。

私は女性活躍推進委員会での活動を通して、
自身の考え方が少し変わってきたなと感じるようになりました。

女性の活躍を推進させるためには、まず、どうしたら、
会社のためになるのか考えなければいけないなと思うようになったのです。

会社全体、そして印刷業界全体の生産力の底上げにつながるものでなければ、
それ主張は認められないのではないかと思います。

その視点は、例え女性活躍推進であったとしても、
外すことは出来ないのではないでしょうか。

女性だからどうだ、とか、男性だからどうだ、ではなくて。
男性あっての女性だし、女性あっての男性でありたいと思うと言うか。

いろんな人が相互に関係しあいながら、より生きやすい環境づくりのために、
ひいては印刷業を魅力ある業界にするために、
その一つの活動として、女性活躍をもっともっと盛り上げて行ければなと思います。

S子





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