分科会メンバーだけでの座談会、後半では、
心が折れたエピソード&救われたエピソードの続きからお送りします。
前半記事に引き続き、E.Hがお届けします。
心が折れたエピソード&救われたエピソード
【鋼のハート・F子の場合】
A子:F子さんは、心が折れたエピソードってありますか?
F子:それが無いんですよね。今回改めて考えてみたのですけど。
A子:えー!?感じてないんですかね?
たとえば挫折とか、うまくいかなくて悔しい~!ってエピソードとか・・・。
F子:新人のときに、グループ会社の部長さんから、
うちに全く関係ないクレームを受けて涙ポロリ、みたいなことはありましたけど。
そのぐらいですかね・・・「これ、私の仕事ですか?」って返しましたけど。
※注「これ私の仕事ですか?」はキーフレーズです!
ゲスト参加の座談会記事にご期待ください!
E子:喧嘩します?会社で。
F子:しますします。電話とかで。
「え、それ違うでしょ」ってことがあると、我慢せずにガッと。
最終的に相手も納得してくれて。
A子:結構言い負かすタイプ(笑)
E子:1年目から?
F子:そう。1年目の頃はもちろん謙虚にはしてましたけど。
自分の仕事を与えられた限りは、責任を持ってやりたいという気持ちが強い
タイプなので。
きちんと納得のいく限り相手の話を聞いて、ちゃんときちんとしたものを渡したい。
これまであまり大きな失敗をしたことが無いかもしれません。
一同:すごくない!?
F子:そこだけ自分の能力だと思うんですけど。
このままいったら何か大事になるな、ってときだけ、匂うというか。鼻が利く(笑)
相手の仕事でも、あやしいときにはこそっと確認して、
ミスを見つけられるっていう。
なので、これから味わうかもしれない・・・心が折れる瞬間。
【番外編:Nさんの場合&みんな飲み会で何話す!?】
A子:ちなみにNさんが心が折れたエピソードはありますか?
※Nさんという方は印刷工業会の男性で、
この分科会の保護者的役割を担ってくださっている柔和な紳士です。
N: しょっちゅう折れそうになってますけどねえ。
最近は特にですね。50歳になってから。今、55歳なんですけど、
体力的なものもありますし、残り時間が中途半端じゃないですか。
気持ちをどう持続させていくかと。目標をどう持つか、難しいですよね。
B子:弊社も55歳で賃金カットが始まるので、
モチベーションの維持、大変だと思います。
A子:弊社もなんですけど、
上の方がそういった理由からモチベーションが下がるじゃないですか。
それを下の人間が上げなきゃいけないのがすごく疑問で。
後継を育てることに意識を注力して、
そこでモチベーションも高めて欲しいところなんですけど。
やる気をなくした上司の気持ちを上げるのって大変で、
私の場合それで結構心が折れるかも。
飲みに誘っても断られるし(笑)まあめげずに誘いますけど(笑)
B子:飲みに行って何の話をするんですか?
I子:仕事をしていく上でのモットーとかを聞くと、皆さん熱く語ってくださいますね。
役員の方とか上の方と、普段はお話できないので、新鮮で楽しいです。
飲みの席でしか話せない仕事の話ってありますよね。
B子:私は飲みの席で一切仕事の話をしたことがないです。くだらないことばっかり。
モットーなんか聞いちゃったら皆あわあわしちゃうと思います(笑)
私が結婚してからは、家庭の話ができるというので喜ばれますね。
旦那さんの話とか、ご飯の話とか聞かれます。心配してくださってるのかも(笑)
【お弁当、美味しかった~!】
【同期との温度差&「女だから」? A子の場合】
A子:私は逆に、入社1年目は同期とソリが合わなくて心が折れそうになったかも。
仕事の話をしない同期たちだったから。
入りたてのときなんて、夢とかあるじゃないですか。
こうしたい、とかいうのが同期にはなくて。
ちょっとしたことに文句ばっかり言っている感じが・・・
居場所がなく感じられましたね。
でも入社から10年経った今、
逆に仕事と離れたくだらないことが言い合える関係がありがたいなと感じます。
先ほどもありましたけど、
年次が経つにつれて、見方って変わるなと思いますよね。
あとはやっぱり言葉で心って折れますよね。
遅くまで残業しているときに、
「女なんだから、そんなに仕事ばかりしていないで帰れ」とか。
でも与えられている仕事もあるし。
「え、女だから仕事させてもらえないのかな?」って。
E子:でもその人って、どういう真意で言ってるかわからないですよね。
言葉がそうだっただけで。
A子:私はそのときは、お客様に救われたように感じます。
どんなに自分が辛くても、もっと大変な環境で働いているお客様もいる。
そっちも見ているから、それで支えられたかもしれません。
C子:外勤営業って、モチベーションあがるきっかけは多いですよね。
自分の対応はもちろん、会社に対して褒めてくださるのでも、
その言葉を直接受け取れる立場じゃないですか。
だから、お客様に救われることは私も多いです。
ブログとアンケートを通じて、感じたこと・気づいたこと
ご覧いただいているWAになってブログは、
各記事、分科会メンバーがそれぞれうんうん唸りながら執筆しています。
また、皆さんにご協力いただいたアンケートの声を受けて、
それぞれが感じたことを率直に話し合いました。
~~~~~~
B子:弊社の場合は、残念ながら、
社員が女性活躍というものに実際全然興味がないのに気づきましたね。
男女問わず。
だからこういう活動は、ずっと続けていかなければならないなって。
時間がかかるなと。
F子:女性は充分活躍しているのに何で?みたいなのありましたよね。
バリバリやっていらっしゃる方からは。
E子:自分だって当初は女性活躍と言われてもピンとこなかった。
いざ自分自身が参加してみると考えるようになりました。
D子:「女性だからという理由で障壁になっていることはありますか?」
というアンケートの質問には、
うちの会社の場合、「女性に起因することではない」という声が大きかったかな。
それを受けてみて、
女性だからということでの不満がないという以上、女性活躍って何なのかなと。
すごーく地道にコツコツ伝票処理をこなすのだって、
男性と同等に仕事をバリバリこなすのではなく家庭を優先するのだって、
女性の活躍のひとつですよね。
でも今なされている所謂「女性活躍推進運動」って、
そういう方にスポットをあてるものではないじゃないですか。
女性管理職の割合とかに目を向けがちですよね。
みんな実像がわからないまま、
「女性活躍」というフレーズに踊らされている印象はあります。
そういう意味では、今参加されていない方々が、
より多くこの活動に参加することが大事かなと思います。
私自身、1年ちょっとこの活動に参加して、明らかに「女性活躍」について
考える機会が増えました。
いくら聞いてきたことを会社に伝えるといっても限度がありますしね。
たくさんの人にこの活動に参加してもらいたいな。
A子:管理職の割合を増やすというのも、
女性の管理職がいないと、
女性の意見が反映されにくいというのもあるでしょうしね。
B子:単純に今はその段階にいるだけだと思います。
女性管理職をまずは増やさないとどうしようもないという。
個々人が色々な像を持っているよっていうのは、その後の話ですよね。
I子:この分科会の活動をしてみて、会社で何か変わったことはありますか?
H子:先日インタビューをお願いした人事の男性は、
女性活躍について、発言をするようになりましたね。
女性のキャリアアップに対して、
こう考えているっていうのが以前もあったんでしょうけど、
わざわざ発言することは無かったんだと思います。
それがインタビューの場であったり、
私たちのような窓口ができたことによって意識が変わってきたんじゃないかな。
D子:普段話していない人が話しかけてきてくれたりするようにもなりました。
話していい相手だと思ってくれたのかな。
B子:さっきもD子さんもおっしゃってたけど、
いろんな立場の部署の人が参加するべきだと思うんです。製造の方とかも。
D子:固定ではない方が絶対いいですよね。
「ああD子さんが女性活躍やっているんでしょ」みたいなのだと、
おまかせ~感になってしまう。「俺はわかんないけどさ」みたいな。
A子:今後は男性にも参加して欲しいですよね。
I子:女性活躍がブームで終わってしまうのは残念ですよね。
政府の方針も『一億総活躍』にシフトしつつありますが、
やはり女性ががんばっている姿を伝えていきたいです。
A子:逆にこの人意外と興味あるんだな、ってことも多かったかな。
アンケートやブログを読んでくださって、それがちゃんと刺さっている。
声をかけたりするとリアクションをしてくれて。
やっぱり「女性活躍推進」って発信し続けないといけない、
発信し続けることが大切ですよね。
~~~~~~
今回執筆している私自身も、これまで無我夢中で業務に取り組んできたためか、
女性活躍や働く意識について、深く思いを巡らせる機会はありませんでした。
けれど今一度、自分の足元、そして何より未来に目を向ける上で、
この活動が思考の一助になってくれているように感じます。
これからも印刷工業会の女性活躍推進の活動は続いていきます。
このブログをご覧になっている皆さんも、
是非、イベントや講演会など、お気軽にご参加くださいね。
次回はメンバー以外のゲスト(男性も!)をお招きした座談会記事となります。
男性読者の方にとっては深~く頷いてしまう、
あんな話やこんな話もあるかもしれません。
どうぞお楽しみに!
=E.H=
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