2016年3月31日木曜日

【最終回:前編】アンケート・レビュー/女性のキャリア ~これからの女性活躍に向けて~


こんにちは、
「女性の意識改革」分科会です。
日々寒暖の差が激しいながらも、
いろんなところに春の気配。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

昨年11月より、4ヶ月強に亘って
お届けしてきたこのブログも、
今回で最終回となりました。

最後も、「WAになってかたろう」らしく、
みなさんの声をたくさんお届けします。

今回は、社会的に求められている
「女性活躍」と切っても切り離せない、
女性の「キャリア形成」について
お話です。



【 女性のキャリアアップは想像以上に困難、、、 】


アンケートの中に、こんな質問を設けてみました。

「入社後から、1年目、3年目、5年目、10年目と経験を積むことで、
 "女性"と"キャリア"について、考え方に変化はありましたか。」

キャリアの考え方や働き方の変化について、様々な回答がありました。

その中で一番多かったのは、女性のキャリア形成に難しさを感じる声


●家庭と両立しながらキャリアアップすることは、無理だと感じるようになった。

●経験を積むにつれて、「キャリア」を語ることの難しさを痛感してきました。
 外面と内面があまりにも違いすぎます。
 また、女性は知らず知らすのうちに「諦める術」を身に付けています。

●評価の制度が男性目線で考えられていることなど、
 経験を追うごとに感じ、モチベーションを維持し続けるのが難しい

●女性が少なすぎてどんなキャリアをつめるのかの前例がない
 年齢を重ねるうちにますます、自分の将来像がわからなくなった。


たくさんの女性が悩んでいることを、強く、強く、感じました。
まさに、「生の声」だと思いました。
少し前まで、男は仕事・女は家庭と、完全に別の土俵でした。
その風土がまだまだ残っているのは、
当然と言ってしまっても、過言ではないのかもしれません。



【 仕事第一からの方向転換 】


そんな中で、自らキャリア追求とは別の選択をする方がいます。

●女性が結婚や出産を経験すると、やはり仕事よりも家庭を優先させたい
 という気持ちが芽生えてくるため、キャリアに関しては後回しになってしまう。

●結婚を機に、これまでのがっちり仕事をしたい!という思いより
 ワークライフバランスを大事にしたい思いが強まった。




【 仕事 or 家庭、どちらか一択? 】


中には、こんな声も、、、

●ライフスタイルが変わるごとに女性として、
 キャリアを積む事の難しさを実感しました。
 家庭を取るか、仕事を取るかの選択を
 迫られている感じでした。

●入社時は、周りに産休・育休を取られる方があまり
 いなかった。今は増えたように思う。
 それに伴い、女性の間でキャリア感に隔たりを感じる。
 多様になるというよりは、二極化


このように、女性であるための様々な要因により、
仕事か家庭か、どちらかを選ばなければならなくなる、
それにより、キャリア形成を諦めてしまう傾向が強いようです。




【 それでも、少しずつ時代は変わり始めている! 】


そんな中でも、環境や社会の変化を実感している声も聞こえてきました。

●会社の変化もあり、仕事に向き合うときに、
 女性だからこうという感覚の垣根は入社当初より今の方が感じにくくなった

●入社当時は女性が役職に就けることはなかったが、昨今変わってきた。
 それに伴い、女性も男性同等に頑張ろうという意識が芽生えた。

●入社直後は子供を育てながら働くイメージは全くなかったが、
 周りの先輩方が前例をつくってくれたおかげで意識は変わった。

会社が女性のキャリアについて考えてきていると感じる。



【 次世代のためにも、、、 】


そういう変化に伴って、
キャリア形成が難しいと考えていた女性が、
それを目指せる社会へ。
そのために、奮闘している女性が、たくさんいました。


キャリアを積むことは大切だと感じている。
 自分の為でもあり、後に続く、女性社員のためにもなることだから。

●昔はキャリアを積みたいと思ってなかったが、
 周りの優秀な女性たちがどんどんやめていく現状を見て、
 誰かが変えなくてはいけないと思うようになってきた。
 女性がより良い環境で、より良い立場で力を発揮できるような
 職場づくりができるようになりたい。


女性が、女性であることによる理由で、
道が決められてしまったり、何かを諦めたりしなければならない、
それが当たり前だった時代から、
別の道が選べたり、望めば叶う方法があったり、
変化は、確実に訪れているようです。
そして、その変化を、自分で起こそうとして女性も増えている!
たとえ変化の速度はゆっくりでも、間違いなく、
ポジティブな未来へ、前進しているのではないでしょうか。


後編では、そんな未来に向けての声を、ご紹介させていただきます。
次が本当の最終回。
もう少しだけ、お付き合いください。



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