こんにちは、「女性の意識改革」分科会です。
「WAになってかたろう」最終回は、
前編に引き続き、「女性のキャリア形成」についてのお話。
「入社後から、1年目、3年目、5年目、10年目と経験を積むことで、
"女性"と"キャリア"について、考え方に変化はありましたか。」
アンケートの中のこんな質問から、
キャリアの考え方や働き方の変化について、
女性のみなさんの、いろんな声を聞くことができました。
【 ライフステージに合わせた働き方を 】
女性が、変化を迎えるとき、その時点で、
これからの働き方を決定する選択を迫られることが多い現状があります。
でも、その先も、
その時置かれたライフステージに合わせた柔軟な選択、
しなやかな変化ができるようになれば。。。
そうすれば、育児のためにキャリアアップを諦めたり、
キャリアを積むためにプライベートを犠牲にしたりすることなく、
女性がもっと、活躍できる機会が増えるのではないでしょうか。
●出産を控えて、少し今は家庭に主軸を置きたいと考えている。
子育てがひと段落したら、また仕事にも力を入れたいと考えている。
●子供のお迎えの時間に滑り込む日々が続くと精神的にギリギリになる。
正直、今はまだキャリアを求める精神的余裕がない。
ただ育児がひと段落した時、自分の育児と社会復帰の経験は
後輩の育成にも必ず活きると考え、今はそういう時期なんだと思っている。
●子供を持つ機会を仕事に捧げてしまった
感はあります。もっと女性らしい社会への
関わり方をしたかったのですが、
仕事とプライベートの忙しさ、
夫の忙しさ等で、機会を逸してしまったことを
後悔しています。
女性は、今(一般的に)社会で言われている
「キャリア」を目指すばかりじゃなく、
それとは違った女性を生き易くするキャリアも
あっていいのではないかと思います。
【 「仕事」と「家庭」の二択から、
多様な選択ができる社会を目指して 】
女性がもっと活躍するために、
ポジティブに選んだ働き方ができるように、
そう強く望むメッセージが、寄せられました。
●女性は、それぞれのライフイベントにあたってその時々に悩むけど、
「選択肢」があっていいと思います。
今は自分の後輩が産休・育児短縮勤務をとっていますが、
時間的制約がある中でも、すごく活躍をしています。
5年、10年の経験は思った以上に価値があるものなので、
是非「会社をやめない」ことを前提に、
人生の節目で続けるにはどうしたらいいかといった視点で
考えてほしいと思います。
●女性が子育てにより働き方がガラリと変わってしまうのは仕方ないし、
働きたくともフルで働けない事情があるのは、現実を見て常々感じている。
それでも、女性ならでは、もしくはその人ならではの
提案ができる人材が辞めてしまったり、
活躍できなくなるのは企業損失だと思う。
企業が、女性(もしくは介護や子育てで働き方を変えざるを得ない男性・女性)
に対して、柔軟な働き方を推進していくことが
企業貢献できる人材の活躍にもつながるのではないかと考えている。
これから望まれるのは、
ライフステージや描く未来に向けて、いろんな選択ができるようになる。
それは決して女性に限ったことではなく、
男女問わず、選択の機会が与えられ、様々なキャリア、スタイルを選べること。
それは、その人がその人らしく、ポジティブに働くこと。ポジティブに生きること。
これからも少しずつ、環境や、会社や、社会が、
変わっていかなければなりません。
「ワークライフバランス」と「マネジメント」の促進が、
両輪で進んでいく必要があります。
でも、それがどんな姿か、
まだ、はっきりとは分かりません。
きっと、これからみんなで探して、つくっていくのです。
【 小さな声から、大きなWAに! 】
だから、まず、社会の一員であるわたしたち自身が、
現状に諦めないで、ポジティブになっていくこと。
本当は「こうありたい」「こうなりたい」、と、夢を描いて伝えていくこと。
これも、女性活躍を実現するために不可欠なことです。
そして、このブログを通じて、わたしたち「女性の意識改革」分科会が目指したことです。
辛い状況に置かれているならば、共有して、
ひとりではないことを知ってほしいと思いました。
壁が前にあるならば、乗り越えられる方法のヒントを、お届けしたいと思いました。
女性の「生の声」を、広く届けるきっかけになれば、と考えました。
「WAになってかたろう」は、これまでに、のべ8,700人を越える方に、
読んでいただくことができました。
たった9人で始まった企画が、
こんなに大きなWAになりました。
仲間が増え、周りには応援してくれる方がたくさんいることを知りました。
ぜひみなさんも、身近な人と、話をしてみてください。
周りに声を届けてみてください。
最初は小さくても、少しずつでも、きっと大きくなっていくはずです。
そして、みなさんの声に後押しされて、これからはもっともっと、
女性がきらきらと輝く、印刷業界になっていくと信じています。
これからは、みなさんで、WAになってかたりましょうっ!!
最後に、多大なるご協力いただいた
印刷工業会や運営チームのみなさま、
ブログ開設にご尽力くださったMさん、
アンケート/インタビュー/座談会に
ご協力くださったみなさま、
工業会会員各社のみなさまに、
心から御礼申し上げます。
「女性の意識改革」分科会 一同
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