2016年3月31日木曜日

【最終回:後編】アンケート・レビュー/女性のキャリア ~これからの女性活躍に向けて~



こんにちは、「女性の意識改革」分科会です。

「WAになってかたろう」最終回は、
前編に引き続き、「女性のキャリア形成」についてのお話。


「入社後から、1年目、3年目、5年目、10年目と経験を積むことで、
 "女性"と"キャリア"について、考え方に変化はありましたか。」

アンケートの中のこんな質問から、
キャリアの考え方や働き方の変化について、
女性のみなさんの、いろんな声を聞くことができました。



【 ライフステージに合わせた働き方を 】


女性が、変化を迎えるとき、その時点で、
これからの働き方を決定する選択を迫られることが多い現状があります。

でも、その先も、
その時置かれたライフステージに合わせた柔軟な選択、
しなやかな変化ができるようになれば。。。
そうすれば、育児のためにキャリアアップを諦めたり、
キャリアを積むためにプライベートを犠牲にしたりすることなく、
女性がもっと、活躍できる機会が増えるのではないでしょうか。


出産を控えて、少し今は家庭に主軸を置きたいと考えている。
 子育てがひと段落したら、また仕事にも力を入れたいと考えている。

●子供のお迎えの時間に滑り込む日々が続くと精神的にギリギリになる。
 正直、今はまだキャリアを求める精神的余裕がない。
 ただ育児がひと段落した時、自分の育児と社会復帰の経験は
 後輩の育成にも必ず活きる考え、今はそういう時期なんだと思っている。

●子供を持つ機会を仕事に捧げてしまった
 感はあります。もっと女性らしい社会への
 関わり方をしたかったのですが、
 仕事とプライベートの忙しさ、
 夫の忙しさ等で、機会を逸してしまったことを
 後悔しています。
 女性は、今(一般的に)社会で言われている
 「キャリア」を目指すばかりじゃなく、
 それとは違った女性を生き易くするキャリア
 あっていいのではないかと思います。


【 「仕事」と「家庭」の二択から、 
 多様な選択ができる社会を目指して 】


女性がもっと活躍するために、
ポジティブに選んだ働き方ができるように、
そう強く望むメッセージが、寄せられました。

●女性は、それぞれのライフイベントにあたってその時々に悩むけど、
 「選択肢」があっていいと思います。
 今は自分の後輩が産休・育児短縮勤務をとっていますが、
 時間的制約がある中でも、すごく活躍をしています。
 5年、10年の経験は思った以上に価値があるものなので、
 是非「会社をやめない」ことを前提に、
 人生の節目で続けるにはどうしたらいいかといった視点で
 考えてほしいと思います。

女性が子育てにより働き方がガラリと変わってしまうのは仕方ないし、
 働きたくともフルで働けない事情があるのは、現実を見て常々感じている。
 それでも、女性ならでは、もしくはその人ならではの
 提案ができる人材が辞めてしまったり、
 活躍できなくなるのは企業損失だと思う。
 企業が、女性(もしくは介護や子育てで働き方を変えざるを得ない男性・女性)
 に対して、柔軟な働き方を推進していくことが
 企業貢献できる人材の活躍にもつながるのではないかと考えている。


これから望まれるのは、
ライフステージや描く未来に向けて、いろんな選択ができるようになる。

それは決して女性に限ったことではなく、
男女問わず、選択の機会が与えられ、様々なキャリア、スタイルを選べること。
それは、その人がその人らしく、ポジティブに働くこと。ポジティブに生きること。

これからも少しずつ、環境や、会社や、社会が、
変わっていかなければなりません。
「ワークライフバランス」「マネジメント」の促進が、
両輪で進んでいく必要があります。
でも、それがどんな姿か、
まだ、はっきりとは分かりません。
きっと、これからみんなで探して、つくっていくのです。



【 小さな声から、大きなWAに! 】


だから、まず、社会の一員であるわたしたち自身が、
現状に諦めないで、ポジティブになっていくこと。
本当は「こうありたい」「こうなりたい」、と、夢を描いて伝えていくこと。
これも、女性活躍を実現するために不可欠なことです。
そして、このブログを通じて、わたしたち「女性の意識改革」分科会が目指したことです。

辛い状況に置かれているならば、共有して、
ひとりではないことを知ってほしいと思いました。
壁が前にあるならば、乗り越えられる方法のヒントを、お届けしたいと思いました。
女性の「生の声」を、広く届けるきっかけになれば、と考えました。

「WAになってかたろう」は、これまでに、のべ8,700人を越える方に、
読んでいただくことができました。

たった9人で始まった企画が、
こんなに大きなWAになりました。
仲間が増え、周りには応援してくれる方がたくさんいることを知りました。

ぜひみなさんも、身近な人と、話をしてみてください。
周りに声を届けてみてください。
最初は小さくても、少しずつでも、きっと大きくなっていくはずです。

そして、みなさんの声に後押しされて、これからはもっともっと、
女性がきらきらと輝く、印刷業界になっていくと信じています。




これからは、みなさんで、WAになってかたりましょうっ!!





最後に、多大なるご協力いただいた
印刷工業会や運営チームのみなさま、
ブログ開設にご尽力くださったMさん、
アンケート/インタビュー/座談会に
ご協力くださったみなさま、
工業会会員各社のみなさまに、
心から御礼申し上げます。

「女性の意識改革」分科会 一同

【最終回:前編】アンケート・レビュー/女性のキャリア ~これからの女性活躍に向けて~


こんにちは、
「女性の意識改革」分科会です。
日々寒暖の差が激しいながらも、
いろんなところに春の気配。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

昨年11月より、4ヶ月強に亘って
お届けしてきたこのブログも、
今回で最終回となりました。

最後も、「WAになってかたろう」らしく、
みなさんの声をたくさんお届けします。

今回は、社会的に求められている
「女性活躍」と切っても切り離せない、
女性の「キャリア形成」について
お話です。



【 女性のキャリアアップは想像以上に困難、、、 】


アンケートの中に、こんな質問を設けてみました。

「入社後から、1年目、3年目、5年目、10年目と経験を積むことで、
 "女性"と"キャリア"について、考え方に変化はありましたか。」

キャリアの考え方や働き方の変化について、様々な回答がありました。

その中で一番多かったのは、女性のキャリア形成に難しさを感じる声


●家庭と両立しながらキャリアアップすることは、無理だと感じるようになった。

●経験を積むにつれて、「キャリア」を語ることの難しさを痛感してきました。
 外面と内面があまりにも違いすぎます。
 また、女性は知らず知らすのうちに「諦める術」を身に付けています。

●評価の制度が男性目線で考えられていることなど、
 経験を追うごとに感じ、モチベーションを維持し続けるのが難しい

●女性が少なすぎてどんなキャリアをつめるのかの前例がない
 年齢を重ねるうちにますます、自分の将来像がわからなくなった。


たくさんの女性が悩んでいることを、強く、強く、感じました。
まさに、「生の声」だと思いました。
少し前まで、男は仕事・女は家庭と、完全に別の土俵でした。
その風土がまだまだ残っているのは、
当然と言ってしまっても、過言ではないのかもしれません。



【 仕事第一からの方向転換 】


そんな中で、自らキャリア追求とは別の選択をする方がいます。

●女性が結婚や出産を経験すると、やはり仕事よりも家庭を優先させたい
 という気持ちが芽生えてくるため、キャリアに関しては後回しになってしまう。

●結婚を機に、これまでのがっちり仕事をしたい!という思いより
 ワークライフバランスを大事にしたい思いが強まった。




【 仕事 or 家庭、どちらか一択? 】


中には、こんな声も、、、

●ライフスタイルが変わるごとに女性として、
 キャリアを積む事の難しさを実感しました。
 家庭を取るか、仕事を取るかの選択を
 迫られている感じでした。

●入社時は、周りに産休・育休を取られる方があまり
 いなかった。今は増えたように思う。
 それに伴い、女性の間でキャリア感に隔たりを感じる。
 多様になるというよりは、二極化


このように、女性であるための様々な要因により、
仕事か家庭か、どちらかを選ばなければならなくなる、
それにより、キャリア形成を諦めてしまう傾向が強いようです。




【 それでも、少しずつ時代は変わり始めている! 】


そんな中でも、環境や社会の変化を実感している声も聞こえてきました。

●会社の変化もあり、仕事に向き合うときに、
 女性だからこうという感覚の垣根は入社当初より今の方が感じにくくなった

●入社当時は女性が役職に就けることはなかったが、昨今変わってきた。
 それに伴い、女性も男性同等に頑張ろうという意識が芽生えた。

●入社直後は子供を育てながら働くイメージは全くなかったが、
 周りの先輩方が前例をつくってくれたおかげで意識は変わった。

会社が女性のキャリアについて考えてきていると感じる。



【 次世代のためにも、、、 】


そういう変化に伴って、
キャリア形成が難しいと考えていた女性が、
それを目指せる社会へ。
そのために、奮闘している女性が、たくさんいました。


キャリアを積むことは大切だと感じている。
 自分の為でもあり、後に続く、女性社員のためにもなることだから。

●昔はキャリアを積みたいと思ってなかったが、
 周りの優秀な女性たちがどんどんやめていく現状を見て、
 誰かが変えなくてはいけないと思うようになってきた。
 女性がより良い環境で、より良い立場で力を発揮できるような
 職場づくりができるようになりたい。


女性が、女性であることによる理由で、
道が決められてしまったり、何かを諦めたりしなければならない、
それが当たり前だった時代から、
別の道が選べたり、望めば叶う方法があったり、
変化は、確実に訪れているようです。
そして、その変化を、自分で起こそうとして女性も増えている!
たとえ変化の速度はゆっくりでも、間違いなく、
ポジティブな未来へ、前進しているのではないでしょうか。


後編では、そんな未来に向けての声を、ご紹介させていただきます。
次が本当の最終回。
もう少しだけ、お付き合いください。



2016年3月14日月曜日

「男女でWAになってかたろう」座談会【後編】

 
「男女でWAになってかたろう」【中編】
に引き続き、さらにWAが大きくなってきた
【後編】を、お届けいたします!






【 飲み会トークの話題は? 】

男性:

飲みに行ったら、仕事の話がしたいですか?
したくないですか?

女性:
仕事の話をしていますね。

仕事の話をする人としか飲みに行っていないです。
仕事仲間と仕事の話をして飲みたいですね。


女性:
私の所の飲み会では、仕事の話は禁止なんですよ。

 って、私が言っているんですけど…。

全員:
≪≪ (驚)・(爆笑) ≫≫

女性:
仕事の話というと、
仕事での愚痴や弱音などになってしまいがち
ですよね。
だから男性の場合、そういった弱い部分を女性には見せたくない
という意味で、飲み会自体に誘いづらいのかなと思いますね。

男性:
酒癖が悪い人の場合は、仕事の話はしたくないですね。
仕事のことで熱く語られて、その時はお互い熱く語り合う
のですが、翌日「話をしたことを全く覚えていない」と相手に
言われ、ガッカリしたことがあるので。

女性:
外勤営業ですが、弊社は7:3の割合で男性が多いので、

男性社員にいかに知ってもらうか、評価してもらうかが
今後のことを考えると大事なのかなと思う中で
飲みニケーションしています

女性:
仕事の話や子供がいる方にはその話もするし、

同期が一緒の時は、他の部署では今どんな仕事をしているか
という話をします。
上司と行くと過去の武勇伝話があり、

「俺が、若い頃こんなこともしていたんだ~」
みたいな話があり…。
何度も聞かされた話だと “ その先しゃべれる… ”と心の中で

呟きながら聞いています。

全員:
≪≪ あ~  わかる~(笑) ≫≫

女性:
上司や先輩だと共通の仕事の話が多くて、プライベートの話は

同期等と一緒に盛り上がった時にしますね。
女性のほうがプライベートの話をしているイメージがありますね

男性:
男性から女性にプライベートの話って聞きづらい感じですよね。
男性同士だと、仕事以外の話題となると、ゴルフの話に

なりますかね。

【プライベートの付き合いはある?】

男性:
仲良くて飲みに行くことはあっても、プライベートで遊びに
行くという事はしないですね。

女性:
家族みんなでご飯を食べようかとかBBQしようとか、
家族ぐるみではありますね。

女性:
会社に部活があるので、プライベートで飲みに行く誘いを

するよりは、部活のほうが声をかけやすいです

司会:
プライベートと仕事は分けたいですか?

男性:
私は完全に分けたいですね。
家族にも仕事の話を持ち込むことをしないですね。
どんな仕事をしている(どこの部署にいる)のかというのも

家族は知らないですね。

女性:
夫が同じ会社にいるので、

“家でも会社の話をするのもどうか ”と思いますが
共通の話題でもあるので会社の話をしてしまうことはあります。

男性:
妻が同じ会社
の元社員だったので、
何かあったときに相談したり、妻からアドバイスもらったりします


【 自分が異性だったら、
 今の働きやすさの状況ってどうでしょう? 】

司会:
男女差について様々な意見を交わしてきましたが、
最後に
もし今、『男性の方は女性』で『女性の方は男性』だったら、
働きやすいと思いますか?


女性:
仕事をする面では、意見が通りやすいのは

男性のほうが優位に思えて、働きやすい思います。

男性:
自分の妻が今の弊社で働いていたらとても働きやすい
と思います。
早く帰っても、連休を取るとしても誰も嫌な顔しないですからね。

ワーク・ライフ・バランス的には良いと思いますね。

司会:
では、(良い環境の中だったら)女性になりたいですか?


男性:
それは違うかな。

司会:
それは、なぜですか?

男性:
求めているものがワーク・ライフ・バランス的なところではない
からですね
やっぱり、遣り甲斐だとか、人から信頼を得たいという

欲求が自分にはあるので、男性のほうが、それが叶う環
だと思うからですね

司会:
異性になることで働きにくいと思うことはありますか?


男性:
男性には上の方が直接指示をくれることが多いですが
女性に対しては中間の上司を通して間接的に指示をされる印象
があります。
伝わりかたも何人もの人を通じてだと、
ニュアンスって伝わりにくい
と思うので、直接指示をしてくれたほうが、わかりやすいと思います。

女性:
帰りにくいという話がありましたが、弊社も男性が遅くまで
残っている傾向があるし、上司のグチ飲み会に付き合うことも
多いです。
逆に、上司も部下が残っていると帰りにくいという雰囲気が
伝わってくるし、昇進などで追い越された感で焦りを感じている所
を見ると、男性は大変だなと思います



女性:
今日の座談会で男性から女性に対することとして、

色々な気遣いや飲みに誘うというような事は、
女性にとっては疑問に思うことがあるけれど、

それは男性から女性に対する“ 思いやり ”によるもの
ではないかと感じましたね。

男性:
(女性に対して)必要以上に優しくしたくなってしまうのかなと
思いますね。

司会:
今回の座談会や、これまでのブログをきっかけに、色々な側面が
見えてきた気がします。
皆さんもこれを機に、女性活躍について考えて頂けたら嬉しいです
どんな形が理想なのか。

男女平等なのか、それ以外の形があるのか、、、。
皆さんがそれぞれ、思いを巡らせることが、とても大きな第一歩
だと思います


~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

座談会を開催してみて、男女問わず、おひとりおひとりから
疑問やストレートな気持ちを投げかけていただいた事、
時に笑いを交えながらも、真剣にお話を頷きながら
聞かれていた事が、印象的で とても有意義な時間となりました。
改めまして、ご参加いただいた皆さまそして今回の準備等に
ご協力いただいた印刷工業会の皆さまにお礼申し上げます。


このブログを読まれて、『そうだよね(!!)
思われた方は勿論のこと、
『ギモン(?)』もあることでしょう。
これに限らず、そういう感情が生まれるのは

意識の始まりではないかと思います。
心に、『↘↘』や『??』がついたら、

見たり聞いたり話したり等から、
↗↗』や『!!』を感じて、
“お顔” も “こころ” も ポジティブスマイル
なれることを願っています。


ご覧いただき、ありがとうございました。
次回は、いよいよ期間限定
WAブログ 》 ファイナルです!!

** R.S **

2016年3月9日水曜日

「男女でWAになってかたろう」座談会【中編】



お菓子を食べながら、和やかに座談会が進みました ☆


こんにちは。
「女性の意識改革」分科会です。
 

「男女でWAになってかたろう」
座談会【前編】引き続き、
少し緊張気味の空気感が
柔らかくなってきた【中編】を
お届け致します。





男女差を感じる時とは、就業時間内だけでなく、
その延長線上にあるものでは・・・?
ということで、仕事を終えて帰る時など男女差
についても会話が膨らみました♪


【 残業における男女差について 】

男性:
営業なので、1日の予定の中で、どうしてもコントロールが
できない時もあって、夜遅くなってしまうことが多いのですが、
やっぱり女性が夜遅くまで働いていると、
男性的にはちょっと情に刺さる所があるといいますか、
かわいそうだな思ってしまいます
周りも“ 早く帰らせないと… ”という感覚がありますね。

男性:
私の部署(製造部)では、男女共に業務も休みの取り方も
偏ることは無いのですが、男性が遅くまで残っていることは
あっても、女性は夜勤以外で遅くまで残ることは滅多に無い
ですね。

男性:
帰りの夜道が危ないことを気遣ってのことだと
思いますが、男性と女性に対する対応に温度差
を感じますね。

司会:
女性の方たちは、残業で遅くまでいる時に
「早く帰るように」と言ってほしいですか?

女性一同:
そんな事ないかな…。

男性:
弊社だけかもしれないですが、
台風とかあると、「女性は早く帰るように」と言われ
まず女性を帰すのですが・・・

女性一同:
言う!言う!!(男性も “確かに” という反応)

女性:
弊社もそういう傾向があって、まだ仕事も残っているのに、
「女性は早く帰りなさい」と言われるのですが、
どうして女性だけ早く帰らせるのだろと思いますね。


司会:
そういう時、残っている男性達はどう思っているのですか?

男性:
私は、女性が早く帰ることは気にならないですね。
男性と女性は考え方が違うということもあると思います
例えば非常時に女性が会社に残った場合、
“ 誰がどこで寝るのか ” 等、男性に判断を委ねられることが
出てくると思うので色々考えると、女性が先に帰るほうが
良いのではないかと思いますね。


【 帰るとき、気を遣う? 】

男性:
女性が早く帰っても、特に思うことは無いですが、
男性からすると、女性は「早く帰るように」と言われても、

“ 私だけ帰っていいのかな ”と考えてしまい、帰りづらいのかな
思いますね。
それと女性に対しては、強制的にという感じ
がしますね。
業務命令となれば別ですが…。
男性の帰宅時間は自己判断といった傾向が強いので、

どちらかというと帰りづらいかなと思います

男性:
チームの中で、男性だけ残っている時はそのようなことは
無いのですが、残業している人の為に残っている上司が
いると、「どうして何もすることが無いのに残っているの?」
と疑問視している女性社員もいますね。
どうしても女性が残っているという理由だけで、

(男性は) “ 残らなくてはと思う雰囲気 ”がありますね。
 司会:
男性から見ると、女性に対してそういう配慮が必要だと
思っているのでしょうね。


【 “ 帰る ” or “ 残る ”の判断 】

男性:
(女性を残して)
帰って良いかどうかの判断は難しいですよね

司会:
男女関係なく難しく感じますか?

男性一同:
男性の場合は気にしないですね。

男性:
私は入社の頃、上司が残っているときに、
部下である自分が先に帰る事にプレッシャーを

感じましけどね。

【 飲み会の誘いについて 】

女性:
弊社では、仕事終わりの飲み会に、男性の場合は
必ず参加するような雰囲気がありますが、
逆に女性の場合は気を遣われながら誘われる空気があります。
みなさんの会社では、飲み会の参加に男女差はありますか?

男性:
私は特殊で、妻が同僚でもあるため、一緒に飲むことが
あります。
私から誘うことが多いのですが、“ 彼女がいるなら ”という事で

先輩や部下の女性たちが集まる(集まりやすくなる)ので、
誘いやすい環境なのかなと思います。

男性:
基本的に僕は誘い下手なので、何か理由がないと
男性でも気を遣うことがあります
女性を誘うことには、とても気を遣いますね。
こちらから誘って断られたら傷ついちゃいますね。


女性:
事前準備が必要になりますね。

車通勤という事もあるし、子供のお迎えとかもあるので、
前もって予定を立てておかないとならないので、

事前に声をかけてくれたらいいかなと思いますね。

女性:
私は、まだ家庭を持っておらず、且つタバコも吸わないので、
喫煙所での雑談の中、仕事等の情報交換をしているという
話を聞くと、そういうコミュニケーションも無く、ただ仕事をして
るだけの毎日は寂しいかなと感じるので、飲み会の機会が
あれば、誘ってほしいと思いますね。
でも、もし家庭を持ったら、やはり家庭を優先してしまうかも
しれませんが今のうちにそういう場に参加することで、
社内にいて気付かなかったこと、知らなかったことが分かったり
コミュニケーションの幅が広がるだろうと思うので、個人的には
羨ましいと思いますね。

男性:
女性側から誘うという事はありますか?


女性:
それは確かに…無いですね。

男性:
同期同士ではどうですか?異性とか女性同士で行きますか?

女性:
私は、同期が非常に仲が良いので、年齢や男女問わず

毎月1回のペースで、同期会をやっています

司会:
男性の場合は、誰に誘われるかで、Yes・No の
選択肢はありますか?

男性:
こちらの用事で譲れない場合がある時は断りますが、

無い時は基本的に断ることは無いです

女性:
(男性ゲスト)〇〇さん達とは、飲みに行ったことがありますが、
あまり誘ってくれないですよね。

男性
いや~ その… ちょっと勇気がいるというか
断られたら傷つくのが辛いという所もありまして…。
おじさんと飲みにばかり行っているから、

自分と同世代や下の世代に対しては、
すごく気を遣ってしまう所がありますね。
おじさんたちは、積極的に誘ってくれるところがあるので、

そちらへ行きがちになってしまっています。

女性:
私、ちょっと勇気を出して飲みの誘いをしているのですが…。


男性:
あっ!すみません。今度、僕から誘います

全員:
≪≪ (笑) ≫≫

女性:
最近、上司を飲みに誘って断られることが結構多くて、

ちょっときっかけがあった時に思い切って「行きますかっ!」と誘ってみたら、
引き気味のリアクションを取られた事があって、凹みました。。。
飲むのが好きか、嫌いかという事もあるかもしれませんが、

誘ってほしいなと思いました。
そうなると総じて、女性に対して気を遣う所があるのですね。



~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

皆さん、様々な経験をされてきた中でのキモチを
投げかけていただきましたが、座談会の模様は
まだまだ続きます!
次回、「男女でWAになってかたろう」【後編】
をお楽しみに ♪

**R.S**

2016年3月3日木曜日

「男女でWAになってかたろう」座談会【前編】

皆さんこんにちは
「女性の意識改革」分科会です。


日ごとに春らしくなってまいりました。
本日は桃の節句ですね♪本日は分科会メンバーと食事会の予定ですので、
年甲斐もなく、雛祭りを楽しみたいと思っています。























【ブログのバナーと同じカラーの雛あられ♪】



さて本日は2月に開催されました座談会の前半の模様をお届けしたいと思います。


今回の座談会は、以前より「女性活躍について男性の意見も聞いてみたい」という思いがあり、
当分科会メンバー在籍の各社より、男性5名女性2名の方にご参加頂き、分科会メンバーも参加し、総勢16名幅広いトークテーマでお話しさせて頂きました。







 



※以下、司会男性女性(分科会メンバー9名を含む)の3者に分けて表記させて頂きます。司会は分科会メンバーの女性が担当致しました。



女性のキャリアについて】
―環境的にステップアップが難しい―


司会:
いきなりですが、女性のキャリアについてどうお考えですか?


女性:
今は一般事務的な仕事をしているのですが、今の仕事でどうやって上を目指していけばいいのかがわからないですね。
最近は女性も色んな職種に就いている人がいて、そういう人は上がっていくことができるのだろうけど、一般事務、環境的にステップアップがなかなか難しいのが現実かなっていうのは感じています。


女性
キャリアとか考える地点にいないなって改めて思っています。どう続けていくかがメインになってしまっていて、昇進昇格というところまで至っていないなっていうのを感じました。
上司も私が手を挙げれば、仕事を任せてくれると思うのですが、責任を持って最後までやれるのか自信のなさを感じていて自分の目標としては、子供が生まれる前の仕事ができるようになれたらいいなと思っています。
今は目先の仕事をこなすことばっかりになっちゃっているなと思います。


司会:
女性社員が身近にいらっしゃる立場から、女性に対して何か感じている事はありますか


男性:
弊社で最近2人管理職になった女性社員がいたのですが、1人は旦那さんの転勤で辞めてしまって、もう一人は時短で残業ができないという事で管理職を降りてしまいました。
今これからまた管理職になるポジションにいる女性がいるのですが、色々と話を聞いていると、部下が時短で帰っちゃう場合に管理職はどうしたらいいのかと心配していたり、時短や夫の都合で退職する場合もあるので、管理職になるのが恐いという女性もいました。
子供が大きくなるとまた違ってくるのかもしれませんが、なかなかバランスを取るのが難しいですね。


男性:
弊社は女性にとって、働きやすさという面では恵まれた環境ではないかと思っています。自分の部署の女性に対しては、自由に休みを取って自由な時間に帰れるように仕事を振り分けているつもりです。
またそれとは全く別で、キャリアについては考えなくてはいけないと思っていますが。


司会:
自由にというのは男性に対しても同じですか?


男性:
それは・・・ちょっと違います。これは持論ですが、男性と女性は違う生き物だと思っているので、同じ土俵で比べることはできないと思っています。
活躍するということで考えれば男女で向いている仕事があって、それぞれで力を発揮できればいいかなと思います。
女性が男性っぽく仕事をすることが活躍ではないと私は思っています。
前職は女性が多かったのですが、女性は女性に厳しすぎる。笑 
それと、性で活躍している人は、自分の仕事を渡したくないという人が多いイメージでした。自分の仕事を囲い込みたがる、あまり人と共有したがらないというか。


司会:
やはりそのように思われますか?


男性:
そういった方も多いように感じますね~。



【女性の性質??】
―それ?私の仕事ですか?―


男性:
女性は自分を持っているイメージがあります。弊社でいうと、我が強い人が多いイメージです。
「嫌なことは嫌だ」「それ?私の仕事ですか?」みたいな方がいます。


女性:
逆に男性は物を言わない人が多い印象ですね。じーっとこらえて、波風立てないようにしている人が多いイメージがあります。
男性って優しいなって思います。仕事と割り切られているのかもしれませんね。


司会:
男性の中で「それ?私の仕事ですか?」って言った事ある方いらっしゃいますか?
(→挙手0人)


男性一同:
言ったことはないですね。思っていても言わない。。笑


司会:
それでは、女性の中で「それ?私の仕事ですか?」と言った事ある方いらっしゃいますか?
(→そろりと、女性の2~3名が挙手。)


女性:
「それ?私の仕事ですか?」って言うのは、仕事の種類にもよる思うのですが・・。例えばいつもお茶出しを頼まれている女性がいて、その方はいつも忙しくしているのに、近くにいる男性の新入社員には頼まない。


男性:
頼みやすい人がいるっていうのは事実ですね。その人は嫌がっているわけでもなく、それも仕事としてやっている場合は頼んじゃいますね・・


女性:
女性がお茶出しをした方が、印象が良いっておっしゃる方は多いですよね。私の場合は女性に向いている仕事だと思うので率先してやっています。


女性:
お茶出しする方が受け入れてやっているなら問題ないのかもしれませんね。
でももし嫌々やっていたなら、それは差別にあたるかもしれないので改善が必要かもしれませんね。


















【女性の仕事の向き不向き】
―女性に仕事を頼むときは気を遣います―


司会:
女性の仕事の向き不向きってあると思いますか?


男性:
女性は自分の中の段取りがあって1日の動きを変えられたくない人が多い印象です。処理能力は高いけど、突発的な事に対応できない方が多いように感じます。
なので、女性に仕事を頼む時は気を遣いますね。
逆に男性はすぐ引き受けてくれるので、男性には気軽に仕事を頼んじゃいます。


男性一部:
たしかにそういう方はいらっしゃるかも・・・


男性:
営業の女性社員のすごいところは、すぐに営業先に入っていけるところだと思います「お茶しましょう!」といって営業先とすぐに親しくなれるのはすごいと思います。
また女性のクライアントに女性の営業を付けると、友達のように仲良くなって仕事をしていて、男性にはなかなかできることではないと思います。


司会:
逆に、女性から見て女性特有のマイナス面のようなところはありますか?


女性:
女性は男性と比較して感情的になりやすいかなと思います。新入社員の頃は冷静になれないことが多く、泣いてしまったこともありました。


司会:
確かに仕事で泣くのは圧倒的に女性が多いですね。


男性:
前職の女性上司に「女性は仕事で叱られると自分が嫌われていると思って仕事が上手くいかなくなる」と言われたことがあります。男性は仕事の事で叱られても自分自身が否定されていると思わないけど、
女性は、「私は嫌われている。あの子は好かれている」と感じる人が多いから、女性への言葉は注意するようにと言われました。


女性一同:
(う~~ん・・・と、思い当たる節ありと言った表情。)


女性:
私は女性女性って扱われるのが苦手です。もう少し雑というか、男性に対する態度と同じ方が気が楽ですね。



【仕事と子育てについて】
―仕事モードとお母さんモード―


女性
1人目の時は昔なので前例がなく、赤ちゃんを預けて働く事に対して周りの目と、自分への罪悪感がありました。
でも下の子の時には制度も整ってきていたのもあり、職場から「今度いつ戻ってくるの?」と言われました。
仕事をしている時は自分の時間で自分でいられる時間。家に帰ったら、お母さんであり奥さんでもあるので、仕事をしている時間は必要です。仕事がストレス発散にもなっています。


男性:
妻は専業主婦なので、お母さんモードをOFFできないので、ストレスがたまって大変だと思います。
働いている人は、子育てのストレスを仕事で発散して、仕事でのストレスは子供の顔を見て忘れられる、といった切り替えができるという面では良いのかもしれないですね。



【女性の人事異動】
ー1個でも2個でも自分ができる!という事をみつけるー


女性:
弊社では女性の異動は少ないです。そもそも工場は製造の分野などが多く、それこそ交替制に入って輪転機を回すといった職場なので女性が働けるところ自体が少ない。
産休や育休で空いたところにスポット的な人事異動はありますが、その他の理由での異動はあまりないです。
そういった意味では異動して経験を積んでステップアップするという機会が男性に比べて少ない気がします。


女性:
私の会社では、部署異動に関して意思表示できる制度があるのですが、意思表示とは関係なく異動が続いた時期がありまして・・・。
異動ばかりだと自分は評価されていないのでは?と考えたり、どうせすぐに異動だからと自暴自棄になって仕事に身が入らなかったりした時期もあります。
今は、1個でも2個でも自分ができるという事を見つけて、今の職場で仕事ができることをアピールするようにしています。
今考えると異動も良い経験になっていると思いますが、やっぱり同じ職場にいる方が「来年にはこの仕事ができるようになっていたい」などキャリアプランも立てることができますしね。


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以上、座談会前半の模様をお届けいたしました。
今回ご参加頂いたゲストの皆さん、お忙しいところ貴重なご意見ありがとうございました。
女性にとっては耳を塞ぎたくなるような率直なご意見や、ママ目線・パパ目線から見た女性活躍についてのご意見など大変参考になりました。

また座談会の場を提供して下さいました印刷工業会の皆様もありがとうございました。

たった16名での座談会でしたが、考え方は十人十色で、話してみて初めて気づいた事もありました。じっくり話すことって大切ですね♪
多くの職場で、男女問わず些細な事から話し合う機会が増えていったらいいな~と感じています!!

次回は、「男女でWAになってかたろう」座談会【中編】
をお届け致します。お楽しみに~。


M.A